※執筆時点(2025/7/21)の情報を基に作成しています。
【7942】株式会社JSPってどんな会社?(三行解説)
株式会社JSP(ジェイエスピー)は、1962年設立の発泡プラスチック専門メーカーで、自動車部材や食品容器、断熱材、包装材など幅広い用途に展開し、世界有数の技術力と市場シェアを誇ります。中でも無架橋ポリプロピレン発泡体「ARPRO」は、自動車バンパー部品などでグローバルシェア約50%を占め、軽量化・リサイクル性に強みがあります。国内外に製造拠点を持ち、環境配慮製品や高付加価値製品への投資にも注力し、現在は東証プライム上場企業として成長戦略を積極推進中です。
株主優待の条件と内容は?
【条件】
毎年3月末で100株(1単元)以上を1年以上保有。
【内容】QUOカード1,000円分
※長期保有特典有。

※詳細は以下公式HPを参照下さい。
株主優待が到着!写真付でレビュー!
2025年6月に株主優待が届きました。柴ノ助は保有期間3年以上ということで3,000円のQUOカードを頂きました。3,000円のQUOカードは非常に有難いですね。

総合利回り・コスト・将来性を独自評価!
項目 | スコア | コメント |
現在の総合利回り | ★★★★☆ | 優待:1,000円相当(0.5%) 配当:8,000円(4.3%) 総合利回り約4.8% |
優待取得コストの低さ | ★★★★☆ | 100株18万程度。 |
売上・営業利益の安定度 | ★★★☆☆ | 売上:長期的に右肩上がり 営業利益:2023年までは以下により減少傾向。その後は回復傾向。 変動費増:原材料・エネルギーコストの高騰 固定費増:人件費・環境対応・維持費の拡大 収益率低下:価格改定が遅れたため、売上は増えたが利益率が悪化 ※以下表参照 |
将来の総合利回り増加期待度 | ★★★★☆ | 配当推移:過去10年間非減配。増加傾向。 配当性向:30-50%と健全な水準。 株主優待の長期保有により3年以上保有後の総合利回りは5%超。 |



IR BANKより引用
※配当金は株式分割が行われた場合、分割調整後の金額を記載
※★の基準に関しては以下参照ください。
長期投資をする上での期待と懸念
【期待】
軽量・断熱・緩衝材といった高機能素材に特化し、自動車や建築など広範な業界で需要が安定。
世界各地に生産拠点を持ち、特に無架橋発泡体の分野でグローバルシェアが高い。
原材料価格の高騰が一巡しつつあり、価格転嫁の進展で利益回復が見込まれる。
【懸念】
原油・エネルギー価格の再上昇があるとコスト増が再燃しやすく利益を圧迫。
中国・欧州など海外市場の景気鈍化が、販売数量に悪影響を与える可能性。
株価は配当利回りが高い反面、成長期待は控えめで値上がり益は限定的かも。
まとめ
JSPは業績も比較的安定しており、配当+QUOカードのコンボで総合利回りの高い銘柄です。QUOカードは3年以上保有すると1,000円から3,000円に増額するのもありがたいです。比較的業績は安定していますが、世界情勢が不安定な昨今の状況下において原油・エネルギー価格の上昇時に利益を圧迫するのは気になりますね。ですが、その場合は原油関連で保有するINPEXの株が上昇すると考えていますので、うまくバランスをとってくれると信じています。よって柴ノ助は長期保有します!
このブログでは約90銘柄の株主優待を保有する柴ノ助が株主優待を中心に紹介していますので、もしよければ他の記事もご覧になってください☺
※投資を行う際は、十分にリスクを理解し、余裕資金の中での購入をご検討下さい!
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